アマ10冠の藤田健児がKO防衛を宣言「一方的に倒します」WBO・APフェザー級王座初防衛戦
◆プロボクシング▽WBOアジアパシフィックフェザー級(57・1キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・藤田健児―同級3位ロデックス・ピアラ(6月1日、後楽園ホール) チャンピオンの藤田健児(帝拳)がKO防衛を宣言した。タイトル戦の計量が31日、都内で行われチャンピオンの藤田健児(帝拳)、挑戦者の同級3位ロデックス・ピアラ(フィリピン)ともに200グラムアンダーの56・9キロで1回でパスした。 今年1月にプロ6戦目(6戦全勝3KO)で王座を獲得した藤田にとっては初防衛戦。今回の試合は「強さを見せる」がテーマ。これまでのスタイルは足を使ったヒットアンドアウエー。ただ、これでは「無駄な動きも多かった。足をしっかり地につけることでしっかりした土台ができる。だからこそ強いパンチを打ち込むことができる」とより好戦的なスタイルを模索している。 これも目標にする世界挑戦にたどり着くためだ。王座を手にしたことで「ほんの少し世界の光りが見えてきた。これからは世界に向けてのアピールの場になる」と藤田。高校時代に全日本選手権を制すなどアマ174戦(153勝21敗)で10冠という圧倒的なキャリアを誇る。その分、プロ入りも遅れたが、今後本人が狙うのは世界のみ。挑戦者のピアラは10戦全勝(1KO)と無敗のテクニシャンだが「一方的な試合をして倒します」と、気合い十分だ。
報知新聞社