消費税率アップ直前 いま買うべきものは?
増税前に焦って買わなくてもいい?もの
(1)日用品や食料品 単価が安くて価格が変動しやすい日用品や食料品は、大量に買い込む必要はありません。特に、シャンプーやトイレットペーパー、洗剤などは、特売の目玉商品になることが多く、増税後も安く手に入るでしょう。 (2)金券類 商品券や図書カード、プリペイドカードなどは非課税のため、増税前後で価格の変動がありません。 (3)家電 増税直前の3月中旬以降は、新生活スタートの需要もあり、製品価格はむしろ高止まりする可能性があります。すぐ買う必要がないなら、4月以降の購入を視野に入れましょう。増税後に予想される消費の冷え込み対策として、値下げされる可能性があります。 また、パソコンはモデルチェンジが早く、旧モデルは一気に値段が下がるため、必要なタイミングで買うのがベスト。使用しているパソコンがWindows XPの場合は4月にサポートが切れるので、購入を検討してもよいでしょう。
増税後の控除が見込めるもの
住宅は引き渡し時、自動車は納車日に課税されるので、このタイミングでは増税前購入には間に合いません。ただし、4月以降は下記の控除が用意されています。 (1)住宅 住宅ローンを利用して住宅の取得やリフォームをすると、年末ローン残高の1%が10年間、所得税から控除されます(住宅ローン減税)。これまで年末の住宅ローン残高のうち2000万円までが対象でしたが、4月以降は対象となる年末のローン残高が4000万円まで引き上げられます。10年間で最大400万円が控除されることになります。 (2)自動車 自動車取得税は4月から現行の5%から3%へ、軽自動車の場合は3%から2%へ引き下げられます。 増税前に慌てて購入するのではなく、「いま必要」「いずれ買う予定がある」ということを考慮するのが、増税前の買い物のポイントです。 (南澤悠佳/ノオト)