阪神・糸原はFA権行使せず残留 球団が発表 「ファンのみなさんと、また優勝の喜びを分かち合いたいという気持ちが強かった」
阪神は12日、糸原健斗内野手(32)が今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せず、残留すると発表した。 糸原は球団を通じて「残留を決めた1番の理由は、やはりこのチーム、そしてタイガースファンのみなさんと、また優勝の喜びを分かち合いたいという気持ちが強かったことです。来シーズンもチームのために精一杯頑張りますので、引き続き、ご声援の程よろしくお願いします」とコメントした。 シーズン終了後から熟考を重ね、球団からは複数年契約を提示されたとみられるが「単年で勝負します」と明かした。藤川新体制の下、来季もタテジマのユニホームでプレーする。 糸原は16年ドラフト5位で阪神に入団。2019年、20年には全試合出場を果たした。今季は主に代打として89試合に出場した。通算830試合に出場し、打率・270、12本塁打、204打点の成績を残しており、精神的支柱としてもチームに欠かせない存在だ。