夏の思い出ありがとう 震災後初、カブトムシ慰霊祭 福島県田村市の「ムシムシランド」
「昆虫の聖地」づくりを進めている福島県の田村市常葉振興公社は21日、夏の間に子どもたちを楽しませたカブトムシに感謝の気持ちをささげる「カブトムシ慰霊祭」を「ムシムシランド」で催した。 東日本大震災後初めて催した。公社が運営するムシムシランドにカブトムシを提供する飼育農家、施設関係者らが出席した。昨年のムシムシランド移転・新築を機に設けられた「慰霊塚」を前に出席者が焼香し、小さな命を弔った。飼育農家を代表して、ムシムシランド前施設長の吉田吉徳さんがあいさつした。 出席した郡山市の鈴木優仁さんと咲玖さんの兄弟は「カブトムシやクワガタを飼っている。これからも大事に育てたい」と話していた。