ブライトンとの契約が来夏で満了となるグロス [写真]=Getty Images

　ブライトンがドイツ代表MFパスカル・グロスとの契約延長に向けて動いているようだ。11日、イギリスメディア『アスレティック』が伝えている。 　現在32歳のグロスはホッフェンハイムの下部組織出身で、2008－09シーズン途中にトップチームデビュー。その後はカールスルーエとインゴルシュタットを経て、2017年夏にブライトンへ完全移籍で加入し、現在に至るまで活躍を続けている。同クラブでは中盤の複数ポジションを幅広くカバーし、ここまで公式戦通算261試合の出場で32ゴール52アシストを記録。2023－24シーズンも公式戦47試合に出場し、5ゴール13アシストをマークした。 　ブライトンで充実の時を過ごし、昨年9月には32歳にしてドイツ代表デビューを飾ったグロスだが、クラブとの現行契約は2025年6月末で満了に。直近ではフランクフルトからの関心を筆頭に、母国復帰の可能性が噂されており、去就には注目が集まっている。 　この度『アスレティック』が報じたところによると、ブライトンはグロスとの契約延長を望んでおり、選手側との交渉に臨んでいるとのこと。ドイツ代表として参戦するEURO2024終了後に交渉を加速させ、新契約の締結へ漕ぎ着けたいと考えているようだ。ロベルト・デ・ゼルビ前監督の後任が決定していない同クラブだが、新指揮官の人事に関わらず、グロスとの契約延長交渉は進める可能性が高いと地元メディア『Sussex World』は指摘している。 　なお、注目が集まる新指揮官については、ザンクト・パウリを率いるファビアン・ヒュルツェラー監督と個人合意に至ったとも報じられている。