経済部、元三井物産社長の飯島彰己氏に「経済専業奨章」 台湾と日本の経済促進貢献
(台北中央社)王美花(おうびか)経済部長(経済相)は14日、経団連の「東亜経済人会議日本委員会」委員長で元三井物産社長の飯島彰己氏に「経済専業奨章」を授与し、台日経済・貿易促進などへの貢献をたたえた。 経済専業奨章は経済の分野で優れた貢献のあった中華民国(台湾)国民や外国人に対して経済部(経済省)から贈られる。 王氏は、この日台北で第51回東亜経済人会議が行われたことに触れ、台日経済関係への貢献に感謝を示した。また物流や人材育成、外国人エンジニアの生活環境などに関する飯島氏の提言は、日本の半導体研究開発力の向上や台日半導体サプライチェーン(供給網)連携の深化に寄与していると語った。 飯島氏は、台日が世界の経済環境の変化やサプライチェーンの再編、産業のスマート化や高付加価値化などの課題に直面しているとし、半導体産業の強みを相互に補完する協力関係を引き続き強化し、共にデジタルトランスフォーメーション(DX)や脱炭素に向けたグリーントランスフォーメーション(GX)を推進すべきだなどと述べた。 (劉千綾/編集:齊藤啓介)