ホームベーカリーはコスパが悪い? パンはお店で買うのと自分で作るのどっちが安く済む?
ホームベーカリーは、家で気軽に手作りパンが作れる便利な家電です。しかし、ホームベーカリーでパンを作るには、複数の材料が必要となるため、市販のパンを購入した時と値段の面でどちらが安く済むのか、気になる人も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、ホームベーカリーの基本的な知識とメリットを紹介して、ホームベーカリーで作ったパンと市販のパンの価格差を比較してみたいと思います。
ホームベーカリーとは
ホームベーカリーは、手作りだと非常に手間がかかるパンを家で気軽に作れるようになる家電です。材料を入れたら、後はボタン一つで作れてしまうため、パン好きには嬉しい仕様となっています。 価格帯は大手ショッピングサイトで、7000~4万5000円ほどが相場となっています。ホームベーカリーは、機種ごとの価格差が大きくなっているので、自分に合ったものを選ぶ必要があります。 基本的な機能や構造においては、価格による違いはそれほどありません。機種ごとの価格差の要因は、作れるメニュー数の数や具材の自動投入機能などの追加機能の面で違いが生まれます。
ホームベーカリーとお店のパンの価格を比較
ホームベーカリーを買った場合には、コスパの部分が気になるでしょう。そこで、ホームベーカリーで食パンを作る材料費・電気代と市販の食パンの値段を比較しました。なお、ホームベーカリー本体の値段は考慮に入れないこととします。 まず、ホームベーカリーの食パンはパナソニックのホームベーカリー「SD-MT4」のレシピを参考にします。食パンを1斤作るのにかかる材料は、以下の通りです。 ●強力粉 250g ●バター 10g ●砂糖 17g(大 2) ●スキムミルク 6g(大 1) ●塩 5g(小 1) ●水 180g(mL) ●ドライイースト 2.8g(小 1) これらの材料は、150円ほどで揃えることができます。一度パンを焼くのにかかる電気代が20円ほどなので、ホームベーカリーで食パンを一斤作るのにかかる値段は170円ほどです。 一方お店の食パンの価格ですが、総務省による統計「小売物価統計調査」によると、市販されている食パンの価格は、1kgあたり全国平均が507円となっています(2024年2月時点)。食パン一斤の重さを340gと仮定して計算すると、1斤あたりの値段は約172円となります。 結果として、ホームベーカリーで作る食パンとお店で買う食パンでは、値段的にほぼ変わりがないことが分かりました。