K-1ファイター玖村将史の教訓とする言葉「“NO VANITY”。常に謙虚でいろ」
インタビュー【格闘家プロファイリング】言葉
格闘家は何を考え日々過ごしているのか? 記者会見や試合だけでは分からない格闘家の内面を探る新企画「格闘家プロファイリング」。1人目は「K-1 WORLD MAX 2024」(9月29日、東京・国立代々木競技場 第二体育館)で開催される「-55kg世界最強決定トーナメント」に出場するK-1ファイターの玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)。1回目は「こだわりor好きなもの。これだけは譲れないものや事」を聞いたのだが、2回目は「教訓とする言葉or生きる上でのモットー」について。(全5回/第2回) ◆ ◆ ◆ 教訓とする言葉や生きる上でのモットーなどはありますか? 「ここにタトゥーを入れていて、“NO VANITY”と書いてあるんですが“常に謙虚でいろ”とか“調子に乗るな”という意味。常に謙虚でいることは意識していますね」 この言葉を知ったのは何がきっかけ? 「好きな海外のアーティストがいまして。ジュース・ワールドというアーティストなんですが、彼が手に彫っていた言葉をそのまま入れました。“謙虚であれ”ということは昔、空手をやっていた時から言われていましたし意識していたんですが、そのアーティストも入れていたので同じ言葉を入れようと思って入れたという感じ。入れたからには余計に自分に言い聞かせています」 いつ頃入れたのですか? 「二十歳の時くらいですね」 タトゥーはそこだけ? 「ここだけです」 格闘家に限らずですが、最近はタトゥーをたくさん入れている人っているじゃないですか。タトゥーへの意識は? 「僕はファッションの一部と思っています。親も“入れてほしくない”と言っていたので、いっぱい入っているのは…。日本ではタトゥーって世間的にはあまりいいものとは思われてないじゃないですか。そういうふうに思っている人でも、僕が入れているくらいのものなら“おしゃれだな”と思ってもらえるんじゃないかなと思うんです。タトゥーの概念を変えていけるきっかけになればいいなという感じで入れました」 これくらいは世間にも許してほしいですよね。 「はい(笑)。これくらいなら隠せるし。それにたくさん入れてしまったら温泉も大好きなのに行けなくなってしまうので」 温泉はいつごろから好きなんですか? 「小学生の頃からサウナに行っていました。普通の温泉も好きでよく行きます。温泉って行く前は面倒くさいんですが、行ったら“やっぱり来てよかったな”って思います(笑)。体がすっきりするし、トレーニングで疲労がたまっていたら、特に分かりやすいんですよね」 ※「第3回 近い将来と遠い未来」(9月18日公開)に続く