環境経営総合研究所に連鎖、EIF西日本(津山市)が破産
EIF西日本(株)(TDB企業コード:892005815、資本金3億円、登記面=岡山県津山市神戸88、代表小島進一郎氏)は、9月27日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。 破産管財人には、岩崎晃弁護士(岩崎・本山法律事務所、東京都中央区八丁堀4-1-3、電話03-6222-7231)が選任されている。 当社は、2011年(平成23年)12月に設立された環境資材メーカー。関係会社である(株)環境経営総合研究所(TDB企業コード:987814391、東京都渋谷区)の生産部門として、紙パウダーと工業用澱粉、合成樹脂を混練し発泡させた発泡断熱材と発泡緩衝材を主体に製造し、2020年2月期には年売上高約16億5000万円を計上していた。 しかし、(株)環境経営総合研究所が過去から不適切な会計処理を行っていたことや資金流出などが発覚し、今年8月20日に債権者から東京地裁へ会社更生法を申し立てられ、同日に保全管理命令を受けたため、当社も連鎖した。その後、同月29日に東京地裁へ会社更生法を申請していたが、手続きを進めるなかで破産に移行することとなった。 負債は、2023年8月末時点で約22億円だが、その後変動している可能性がある。