コンセプト崩壊で大失速…中居正広『だれかtoなかい』終了のウラに“松本ショック”の大きすぎた代償
大きかった“相方の不祥事”
中居正広(52)がMCを務めるトークバラエティ番組『だれかtoなかい』(フジテレビ系)の新MCとして、元『V6』岡田准一(44)が就任することが発表されたが、中居の胸中は穏やかではないかもしれない。同番組は、“ピンチ”を迎えているからだ──。 【画像】表情が険しい…ラジオ局に入る中居正広「ちょっぴりお疲れ!?」姿 『だれかtoなかい』は’23年4月、『まつもtoなかい』としてスタート。中居と『ダウンタウン』の松本人志(61)によるトーク番組として注目を集めたが、放送開始から1年も経たないうちに苦難に見舞われた。 「松本が’24年1月に『週刊文春』で報じられた“性加害問題”の裁判に注力するため、芸能活動休止を発表。番組名に松本の名前が含まれていたため、現在の番組名に改題されました。松本に代わるMCは2月から3月まで『嵐』二宮和也(41)、4月から12月1日までムロツヨシ(48)が務め、岡田は’25年1月12日からMCとなります。ところが12月12日、複数のメディアが”’25年3月をもって番組は終了する”と報じました」(スポーツ紙芸能担当記者) 加えて、12月19日発売の「女性セブン」で中居自身の“女性トラブル”が報じられた。’23年に会食の席で一緒になった女性と密室で二人きりになった際、“深刻なトラブル”が起きたという。和解金として中居側が9000万円を支払うなど、大きな問題が発生しているようだが、あるテレビ局関係者は「今回の報道前から番組の終了は決まっていたといいます」と明かす。 「中居の女性トラブルもさることながら、スポンサーの問題が大きかったようです。当初、フジテレビ側は中居と松本という知名度のあるタレント2人をメインに掲げる番組であることを前面に押し出していました。しかし、“性加害疑惑”が取り沙汰されて松本は活動休止に。その後、まだ松本がいる回が放送された際にはスポンサーの数が1社に激減しました。おそらくスポンサー側が難色を示したのでしょう……」 “松本ショック”の対応に追われながら、番組はタイトルを変えて存続した。ただ、松本が抜けた代償は大きかったようだ。 ◆「普通のトーク番組に成り下がってしまった」 前出のテレビ局関係者が続ける。 「現在も番組には複数のスポンサーがついていますが、メインMC2人のうち1人を失ったことは大きく、スポンサー獲得は難航していたようです。中居と松本のトーク番組であることをアピールしていたにもかかわらず、わずか1年でメインMCや番組名が変わり、中居の相方となるMCも計3回交代した。軸が定まらない印象を与えてしまったのかもしれません」 『まつもtoなかい』は、松本と中居が「会わせたい」と思う著名人2人をマッチングさせ、対面トークを行うという内容だった。現在もこの方式は受け継がれているが“コンセプト崩壊”も見受けられるという。 「『まつもtoなかい』は初回に香取慎吾(47)をゲストに招き、中居との“元SMAPメンバーの共演”という点でインパクトを与えました。その後も、ビートたけし(77)や吉永小百合(79)、宇多田ヒカル(41)、元『KAT-TUN』赤西仁(40)などの大御所タレントや、日ごろあまりテレビに出ない著名人が多数出演しました。しかし、『だれかtoなかい』はゲストの幅が狭くなり、ドラマや映画の告知も兼ねた若手俳優が出演するケースが増えました。いわば、普通のトーク番組に成り下がってしまったのです。当初の“会わせたいと思う著名人”というコンセプトが薄れていました」(芸能プロ関係者) 新MCの岡田は年明けから中居とタッグを組むことになる。ただ、このタイミングでのMC就任に関して、こんな声も……。 「番組としては、岡田をMCにして反響を見ながら番組を継続するか否か決めることもできたはず。来年3月の終了となれば、岡田を起用する前から番組終了が決まっていたことになります。これ以上、テコ入れして番組を継続する意義を、フジは見出せなくなっているのではないか……」(同前) 強烈な逆風が吹き続けるなか、中居は何を思うのか──。
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