南かおりデビュー30年<上> 基本は先輩のしゃべりを「真似ぶ」こと
16日夜には「ブンリク」一夜限りの特番に出演
デビュー30年の南かおり<上> 基本は先輩のしゃべりを「真似ぶ」こと 聞き手:柳曽文隆 岡本ゆか THEPAGE大阪
約30年にわたり関西を中心に様々なテレビ、ラジオ番組で出演を続ける南かおり(49)。16日夜にはデビューした年から長年にわたりパーソナリティを務めた「OBCブンブンリクエスト」の一夜限りの復活特番に出演する。そんな懐かしい気分に浸っているところで、これまでの人生を振り返ってもらった。
女子大生DJをへて「おは朝」リポーターに
奈良県大和郡山市出身。短大在学中に、地元のNHK奈良放送局の「FMリクエストアワー」でDJを担当した。「当時は『女子大生DJ』が流行っていた年でした。けど、就職活動をしていなかったんです(笑)」 今後のことを考えていた時、朝の情報番組「おはよう朝日です」(ABC朝日放送)がリポーターを募集していると知り合いから聞き「なんも決まってへんから」という理由で応募しオーディションに合格。グルメ情報などを紹介する「関西トレンド倶楽部」の初代リポーターに就任した。
ハードスケジュール乗り越え、ラジオで正式デビューへ
しかし、当時のスケジュールはハードだった。午前4時に大和郡山からABC朝日放送へタクシーで駆けつけ、生放送に出演。その後、各地でロケに出かけ深夜に帰宅。そして再び早朝にテレビ局へという生活だった。 「当時のトレンド倶楽部はリポーターが私1人で。この生活を続けて4か月くらいで体調を崩しました。そこでリポーター2人態勢になり、小川恵理子(後に同番組アシスタントを担当)ちゃんと2人で担当することになりました。1年契約でしたけど、始まった時の忙しさは今を思えばすごかったですね」 そして1年後、今後についてプロデューサーに相談し「私はラジオ番組に出てみたいんです」と言ったところ、現在の所属事務所を紹介された。そして、その年に「青春ラジメニア」(ラジオ関西)、「OBCブンブンリクエスト」(ラジオ大阪)のオーディションを受け合格し出演。青春ラジメニアに至っては、現在も出演しており、そこで呼ばれる「かおりん」という愛称はこの番組から生まれている。