開幕から5連敗の赤星優志が2軍降格「頭を一回整理してやり直したい」
◆JERA セ・リーグ 阪神3―0巨人(25日・甲子園) 巨人が阪神に敗れ、今季7度目の完封負け。先発の赤星優志投手(24)は4回2失点。開幕5連敗となり2軍降格が決まった。 【選手名鑑】赤星の球歴、年俸 * * * 左翼スタンドに飛び込んだ打球を横目に赤星は唇をかんだ。1点ビハインドの4回。先頭の渡辺に今季1号ソロを許した。4回61球を投げて6安打2失点で開幕から5連敗となり、「なかなか自分で投げたいところに投げられていないボールが多かった」と反省した。 流れをつかむことができなかった。初回こそ、味方の失策も結果的に4イニング全て先頭に出塁を許し、「なかなかリズムに乗れずに、試合をつくれなかった」。杉内投手チーフコーチは「悪くはないんだけどね。勝負所で甘く入るからね」と振り返った。 阿部監督からは2軍降格が明言され「頭を一回整理してやり直したい。細かいコントロールがまだなくて、投げ切れていない部分があるので、そこを修正していきたい」。悔しさを胸に、成長した姿で1軍に帰る。 ◆掛布雅之Point 赤星の投球にはメリハリが感じられない。勝てていない余裕のなさもあるのだろう。2ストライクまでいい形で追い込んでも、勝負球が甘くなる印象だ。打者は2ストライクまでコースいっぱいに決められて、最後に少しでも内に入れば、すごく甘い球に思えてしまう。比較して、前日の戸郷は大胆にストライクを取りにきていた。繊細すぎても勝てる投手にはなれない。
報知新聞社