【独自】自民過半数割れ必至で「ボーダー選挙区以外は切り捨てろ!」石破捨て身の大号令
「もう泣きたい」と漏らす候補者
10月24日の石破首相の応援日程を見ると、兵庫3区、6区、大阪7区、8区、9区。いずれも世論調査から「接戦区」とされている選挙区だ。小泉進次郎選対委員長は、北海道の山形をまわる。いずれも重点選挙区ばかりだ。 苦戦が予想されるある自民党前職の候補者は、重点選挙区から外されているようだ。候補者本人は「もう泣きたい」と力なく話す。 「党本部に幹部の応援を要請しています。また、議員同士のつながりでもお願いしている。しかし、党本部やマスコミの世論調査で差がついていることもあってか、『空きがない』と言われるばかりで、見捨てられたような心境です。 あと一押しあれば、選挙区は無理でも比例復活は十分いけそうな手ごたえなんです。世論調査の結果で、応援に差をつけられるというのは本当に悲しい」 だが、党本部ではそれどころではないという。10月23日の共産党機関紙「しんぶん赤旗」が、裏金事件で非公認の候補者の政党支部に2000万円もの「選挙資金」を出していたことがバレてしまった。石破首相は急遽、 「公認していない候補者に金払ったんじゃないの? そのようなことはございません。非公認候補に出しているのではありません。厳しい中で政党支部に出しているもの」 と声明を発表したが 「これが過半数割れのダメ押しになりそうな雲行きだ。215議席と21日の月曜日に出ていた情報が、24日にはマイナスになり、200議席を切る、190台にまで落ち込みそうです。石破首相からも、電話が何度もかかり、ヤバそうな雰囲気です。党幹部は『政権交代にもなりかねない』と真っ青で走り回っている」 と自民党の大臣経験者は語る。 第一野党、立憲民主党は好調で、少なくとも150議席以上を獲得する見込みだ。 「多ければ180議席と今の議席の2倍近くまで伸ばす調査もある。そうなれば政権交代も見えてくる」 と立憲民主党幹部は意気軒高。自民党幹部は早くも連立与党に公明党にプラスして国民民主党を想定。究極は、立憲民主党との「大連立」にもなりかねないという。 「自公で過半数を下回り、無所属を入れても過半数に達しなければ、どこかと連立協議に 入らねばならない。これまでのいきさつから、国民民主党が一番の候補でしょう。ことと場合によっては立憲民主党も視野に入ってくる。こんな切迫した選挙は久しぶりだ。なんとか過半数をと祈るような気持ちだ」(自民党幹部) 運命の日まであと2日だ。 「総務会長」を蹴った高市早苗が「新党結成」か…百田尚樹と河村たかしとの共闘も《渦中の人物に直撃》につづく
現代ビジネス編集部