「人生で初めて乗る」一番列車を目的に夜明け前から行列!北陸新幹線『延伸』開業日は7500人が入場券で敦賀駅に 地元の期待膨らむ「いろんな人に敦賀の街を楽しんでほしい」
午前6時11分 一番列車がいよいよ出発!
多くの人がその瞬間を待ちわびる中、午前6時11分、ついに敦賀駅発・東京行きの一番列車「かがやき 502号」が出発! 出発前、ホームで見送りをしていた親子に話を聞きました。
(見送りしていた人)「見送ったのは私の父と母です。もともと両親と敦賀に住んでいて、両親はJR・国鉄に関わる仕事をしていたので、その記念にとプレゼントしました。両親は東京に住んでいる孫の大学合格のお祝いにということで、今回旅ができて喜んでいます」 延伸により、東京-敦賀間は最短3時間8分で結ばれます。
『3階の新幹線』→『1階の特急』乗り換えた人たちの声は?
東京へは行きやすくなった一方で… (乗客)「これまで在来線でつながっていたのが大きく変わったのは感じました。このあとは大阪方面に帰る予定です」 特急「サンダーバード」が敦賀止まりとなるため、大阪方面から金沢へ行くためには敦賀駅で新幹線への乗り換えが必要に。所要時間は平均17分短縮するも料金は1620円高くなります。また、開業前には3階にある新幹線のホームから1階にある特急のホームへの乗り換えがうまくいくかが懸念されていましたが、実際に乗り換えした人からは… 「新幹線降りてからホームまではやっぱり遠いなとは思います。それはしょうがないのかな…」 「乗り換えは問題なかったですね。駅の床に、こっちは『しらさぎ』、こっちが『サンダーバード』と書いてあったので」 午前10時、駅構内の売店も大繁盛。店頭には北陸新幹線の関連商品がずらりと並んでいます。 (客)「買ったのは羽二重餅の箱が新幹線型のもの。とりあえず買って帰らないと妻に怒られるので買いました」
大和田伸也さん、西川貴教さんに…ブルーインパルスも開業を祝福!
そして敦賀駅前はというと、特産品や飲食店のブースが軒を連ね、開業を記念するイベントが盛大に開かれていました。会場には敦賀市出身の俳優・大和田伸也さんや若狭町に親族がいるという歌手の西川貴教さんも登場。 さらに、ブルーインパルスが駅の上空を飛び交い、空にハートを描くなど開業に華を添えました。 この日一日、大勢の人で賑わった敦賀駅。 (地元の人)「いろんな人が来てくれて敦賀の街を楽しんでくれたらいいなと思います」 新幹線の延伸で期待される経済効果は福井と石川を合わせて約600億円。地元の期待は膨らむばかりです。 (2024年3月18日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『特集』より)