パリ五輪柔道で銀・銅の許海実 独立運動家の先祖にメダルささげる
【大邱聯合ニュース】パリ五輪に柔道韓国代表として出場し、女子57キロ級で銀メダル、混合団体で銅メダルを獲得した在日韓国人の許海実(ホ・ミミ)選手(21)が6日、南東部の大邱市軍威郡を訪れ、自身の先祖で独立運動家の許碩(ホ・ソク、1857~1920)の記念碑にメダルをささげた。 韓国人の父と日本人の母を持ち、日本で生まれ育った許選手は「韓国代表として選手生活をしてほしい」という祖母の遺言を受け、2021年に日本国籍を離脱した。 この日現地に到着した許選手は、終始明るい笑みを浮かべながら出席者との記念撮影に応じた後、記念碑にメダルをささげた。 前日に韓国に帰国してすぐ同地を訪れた理由を問われると「真っ先にここに来てメダルを見せたかった」と語った。また、頑張ったが惜しくも銀メダルだったとしながらも、メダルを持ってくることができて幸せだと強調した。 独立運動家を先祖に持ち、韓国代表に選ばれたことで最初はプレッシャーがあったが、今は韓国代表として試合に出るのが本当に幸せだという許選手は、「次の五輪で必ず金メダルを取る」と誓った。 同行した慶尚北道体育会のキム・ジョンフン監督は「金メダルを期待し、十分に可能な実力があると考えていたが、大舞台での試合経験がなく小さなミスが金メダルと銀メダルを分けたようだ」とし、「4年間一生懸命準備し、次の五輪では必ず金メダルを持ってここに来ようと言いたい」と述べた。
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