感染力「最強」のはしか、日本でも大流行? 1000人に1人が死亡 “唯一の予防策”ワクチンの確認方法【#みんなのギモン】
■東京都が発表…感染者の行動歴は
近野解説委員 「東京都は11日、感染者の行動歴を発表しました。8人が感染した飛行機の乗客の1人である大阪市内の20代女性が2月24日、UAEから関西国際空港へ。3月7日には午後1時45分新大阪発の東海道新幹線『のぞみ24号』6号車に乗車し、品川駅に到着しました」 「同じ日、東京・銀座の飲食店を利用し、ホテルに泊まりました。翌日、発疹と38度の発熱があり、陽性が確認されました。同じ『のぞみ24号』の6号車に乗っていた人で症状が出た場合は、最寄りの保健所に連絡してほしいということです」 澁谷善ヘイゼルアナウンサー 「この陽性が確認された方はワクチンを接種していたのでしょうか?」 近野解説委員 「東京都によると1回接種しています。同じ飛行機で感染した人は何人かいますが、そのうち2人は接種歴がなかったということです」
■世代で接種の機会が異なるワクチン
近野解説委員 「ここからは、予防接種の回数をどう確認するかについて考えます。有効なのはワクチンを打って事前に備えることですが、打っているかどうかは世代によって接種の機会が異なります」 「厚労省によると、2000年4月2日以降に生まれた人は、定期接種として2回の接種を受ける機会があった世代です。ただ、この世代であっても転勤や海外居住などで機会を逃した可能性がある人は要注意です」 「一方、それ以前の世代は自ら進んで接種しない限り1回、もしくは打っていません。1972年9月30日までに生まれた人は0回。1972年10月1日以降に生まれた人は1回、もしくは国の措置で2回です」 近野解説委員 「子どもの頃に打っていれば母子手帳に記されているはずですが、徳島さんは覚えていますか?」 徳島えりかアナウンサー 「入社してすぐの頃に会社の診療所に確認しておくといいよ、と言われて確認したところ、1回打ってはいたんですが、その後の血液検査で抗体がないことが分かり、大人になってから打ち直したんですよ」