ホンダらしさ全開で素敵じゃない!! 1代限りで姿を消した[エディックス]の評価が低すぎる問題について
■斬新的すぎるコンセプトが空回り!?
3列シート車の場合、3列目シートに座った人はフロントシートの乗員とのコミュニケーションが取りにくいという問題があった(そのためセレナにはインカーホンのオプションがあった)。ところが、エディックスであればその心配も少ないという利点があったのも見逃せない。 2列目シートは3脚それぞれが独立してワンタッチでダイブダウン格納ができるようになっており、リアシートを全て格納すれば26インチのマウンテンバイクを3台積むことができる広い荷室スペースを確保できたほか、独立して格納することで長尺物と人員を同時に乗せることができるレイアウトがとれるなど、自由度の高さも非常に魅力的。 そんなエディックスではあるが、短い全長に対して全幅が広すぎたのが仇となる。具体的には狭い道ではやや扱いづらかった点や、エントリーグレードの排気量が1.7Lと中途半端だったこと(マイナーチェンジで1.7Lは廃止され2.4Lが追加)、ミニバン的な使い方を想定しながらもスライドドアではなかったことが要因と推測される。結果大人気車種にはなれず、1代限りで終売となってしまった。