LISA・Tylaが語る、世界を熱狂させるグローバル・アイコンの素顔
「自分が笑顔で前向きな気持ちになれることを見つけるようにしています」(LISA)
ー超多忙なおふたりですが、どのようにして休んでいるのでしょうか? LISA:オフの日は、ひたすら家にいます。超内向的な性格なので。 タイラ:家でまったりするのはいいよね。 LISA:そういう時間も必要だよね。自由な時間があれば、家で犬と猫たちと過ごすのが好き。実は私、5匹の猫と暮らしているの。犬と猫と一緒にNetflixを観たり、ショッピングをしたり、おいしいものを食べに行ったり……それくらいかな。とにかく、ゆっくりするのが好き。タイラはどう? タイラ:ひとりのときは、ベッドから出ない。 LISA:丸一日? タイラ:うん。よくないよね。ベッドの中でドリトスとかサワーキャンディとか、お菓子を食べる。あとはTikTokやNetflixと昼寝をひたすら繰り返してる。ドラマチックな音楽を聴きながら湯船に浸かって、人生をリスタートするのも好き。特に理由はないんだけど。あと、ムードボードづくりも楽しい。 LISA:ライブを控えているときは、準備のためにいくつかのルーティンをこなします。タイラは、ライブ前は何かしてる? ごはんは食べる派? タイラ:ライブ前は、何も食べられないんだよね。ライブの日は、何時間も前に食事を済ませるようにしてる。そうしないと、うまくいかないような気がして。消化不良になったらどうしようって不安になる。そういうリスクはおかしたくないから。ライブ前はスタッフと一緒にお祈りをしたり、陽気な曲を聴いたり、笑ったりするのが好き。とにかく自分に意識を集中させて、最高のライブになるって信じる。 LISA:私は、ちょっとだけ仮眠をとるようにしてる。エネルギーをチャージしたいから。15分後にアラームをセットして、起きたらカップ麺を食べる。2、3口食べれば十分。あとは、エナジードリンクを少し。全部は飲めないから。 タイラ:仮眠? あり得ないんだけど! LISA:でしょ? でも、仮眠をとらないと無理なの。 タイラ:いまの仕事をしていなかったら、どんな仕事をしていたと思う? LISA:客室乗務員かな。子どもの頃、飛行機に乗ったときに「お食事は何になさいますか?」って親切に聞いてもらえて嬉しかった記憶があるの。制服もメイクもきれいで、みんなの荷物を手伝っている姿も素敵で憧れた。タイラは? すごく気になる。 タイラ:正直にいうと、エンターテインメント業界で働いている姿しか想像できなかったんだ。でも、バービー人形は大好きだった。いろんな職業のバービー人形がいるじゃない? いま思うと、ありとあらゆる職業に就いてみたかったのかも。実際にその職業に就くことよりも、ルックスや制服に憧れていたんだと思う。 LISA:タイラって、バービー人形みたいだよね。メットガラ2024で着ていた“砂ドレス”[バルマンのクリエイティブ・ディレクターのオリヴィエ・ルスタンがデザインしたもの]も最高だった。かなり歩きづらそうだったね。 タイラ:そうなの! ドレスを着たまま階段の上り下りを練習させられて……「最終的には、抱えてもらわないと無理かも」って言った。そうしたら、本当にその通りになった。でも、あのハプニングのおかげであのドレスがより素敵に見えた気がする。 LISA:私も、いろんなファッションに挑戦するのが好き。誰も着たがらないような大胆な服でも、自分なりに着こなせる自信がある。そういうファッションが好きだし、それが私らしいと思ってる。タイラはどう? やっぱりミニスカートが好き? タイラ:うん。基本的には、いまの自分の気分に合った服を着るのが好き。音楽の響きやその時の気分にかかわらず、そうした要素をひとつに融合させるのが大好き。そもそも、そういうものはひとつなんだと思っている。自分のアルバムと音楽、その他すべてがひとつの世界を作り上げてくれたらいいな。それに、音楽に合わせてドレスアップすることで、音楽がもっと楽しくなるよね。 ーご自身の仕事にやりがいや喜びを感じる秘訣は? LISA:ずっと憧れてきた仕事ですから、アーティストとして活動できることに幸せを感じています。曲づくりやダンス、ファッションなど、ありとあらゆることを続けていきたいと思っています。どれも私の大好きなことですから。繰り返しになってしまいますが、できるだけ楽しむようにしています。母親がツアーに同行してくれることがあるのですが、そうした小さな幸せ――自分が笑顔で前向きな気持ちになれることを見つけるようにしています。 タイラ:素敵な答えだね。私も、幼い頃からずっと歌手に憧れてきました。南アフリカ出身の活発な子どもだった私にとって、それは夢のまた夢でした。これは、はじまりに過ぎませんが、私はすでに多くの仲間たちが到達できなかった地点まで来ることができました。それを贈り物ないし恩恵ととらえて、日々感謝するようにしています。そうした小さなことが私の原動力になっています。夢は叶うと証明できたことで、故郷の多くの人々に勇気を与えられているような気がするからです。 ー2025年の抱負を教えてください。 LISA:いまは、いろんなプロジェクトに同時進行で取り組んでいます。ドラマもそうですし、アルバムに向けてどんどん曲も作っていきたいです。来年もたくさん曲を作って、またメンバーと一緒に活動するのが楽しみです。みんなと再会して、それぞれのプロジェクトを分かち合うのが待ち遠しいですね。 タイラ:みんな、LISAの活躍を誇らしく思ってくれるよ。メンバーが支えになってくれるのは、本当に素敵だよね。 LISA:私も、みんなのことを誇らしく思うはず。みんなとっても優しくて、頼もしい存在なの。 タイラ:私は、これまでの道のりを振り返って、ひとつひとつの節目を称えたいです。あと、自分の個性をもっと表現していきたいです。私は、プライバシーを大切にするタイプなので、世間に自分のことを知られることにあまり慣れていません。自分のことは人に知られたくないのですごく苦労しましたが、最近は慣れてきました。これからは、もっと多くの人に心を開いていきたいですね。 LISA 最新曲「Moonlit Floor」配信中 Tyla 最新アルバム『TYLA +』配信中 LISA 世界的ガールズ・グループ=BLACKPINKのメンバーとして知られ、2021年にはソロシングル「LALISA」と「MONEY」がビルボード・グローバル200チャートのトップ10入りを果たしているLISA。更に2023年には「インスタグラムで最もフォローされたK-POPアーティスト」というギネス記録を更新(2024年6月時点でのInstagramフォロワー数は1億300万人)。また同年、「MTV Video Music Awardsで初めて受賞されたK-POPソロアーティスト」、「MTV Europe Music Awardsで初めて受賞されたK-Popソロ・アーティスト」のギネス記録も達成。2024年4月に、自身のマネジメント会社<LLOUD CO.>とソニーミュージック傘下の<RCA Records>とのパートナーシップ契約を発表。新たなフェーズに突入し、同年6月には「Rockstar」、8月には「New Woman feat. Rosalía」、10月には「Moonlit Floor」と立て続けにシングルをリリースし、本格的にグローバル・アーティストとしての進化が加速中。 Tyla 南アフリカ、ヨハネスブルグ出身、2023年7月にリリースした「Water」が全世界のチャートを席巻し、2024年にはグラミー賞、BETアワード、Billboardアワード、MTVアワードを総なめにし、今夏サマーソニック2024年にて初来日、圧巻のパフォーマンスを魅せたアマピアノの新星歌姫=タイラがデビューアルバム『タイラ』に新曲3曲を追加収録したデラックス版『タイラ +』を10月11日にリリース。本作には、南アフリカ出身のDJ/プロデューサーのトニー・ドゥアルドと、シンガーのオプティミスト、マエストロをフィーチャーし、現地の音楽やダンス文化を感じさせられる「シェイク・アー」や、タイラの透き通った歌声がR&Bとアマピアノにうまく融合した「プッシュ・トゥー・スタート」と「バック・トゥー・ユー」の3曲を追加収録している。 Executive Producer: KIMBERLY ALEAH. Co-Executive Producer/ Sound Mixer: TARA REID. Lisa: Makeup by EMILY CHENG. Hair by HYEYEON JANG. Nails by SOJIN OH using APRÉS NAIL. Tyla: Styling by KATIE QIAN. Hair by LOUIS SOUVESTRE. Makeup by MATTHEW FISHMAN. Outfit by MOWALOLA. Jewelry by SWAROVSKI. Shoes by ALAMEDA TURQUESA Producer: KIM HOYOS. Director of Photography: NATALIA MOSCOSO. Lighting Technician: GABE SANDOVAL. Camera Operator: ERIKA MORTON and PASCALE WILLIAMS. Editor: DENNIS THOMAS. Color Grading: AYUMI ASHLEY. Photographic assistance: COLIN JACOB and TROY UPPERMAN. Digital Technician: SEAN MOORE. Translated by Shoko Natori
TOMAS MIER