ウシクとフューリー「世界最強決定戦」で異例フェースオフ 11分20秒にらみ合い
ボクシングの世界ヘビー級3団体統一王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)とタイソン・フューリー(英国)が21日(日本時間22日)にサウジアラビア・リヤドで激突する。19日の記者会見では異例の〝前哨戦〟が行われた。 【写真】こわっ!目をかっ開いて威嚇するウシク 今年5月以来にウシクが判定勝ちし、ヘビー級初の4団体統一王者(現在はIBFベルトを返上)となって以来、約7か月ぶりのダイレクトリマッチ。英「BBC」など各メディアによると、2人は記者会見後に突入した恒例のフェースオフでお互いに目をそらすことなく、にらみ合いを続けた。その時間は約11分20秒とボクシング史上最長だったという。 英紙「サン」は「ウシクとフューリーは緊張が高まり、落ち着かなくなるまでひと言も発することなくお互いの目を見つめ合った。両チームの関係者やWBCにマウリシオ・スレイマン会長までもが、2人を引き離そうと努力した。事態を沈静化させるために彼らの顔の前にナプキンがぶらさげられた。どちらも機能しなかった」と報じた。 フューリーは「とてつもない痛みを与えるつもりだ。このヤローをロッカーに送り込む。私が言いたいことはそれだけだ」とし、ウシクは「今は照明とカメラを使ったパフォーマンスがあるだけだ。すべては土曜日に行われる」とし、挑戦者に言いたいことを問われて「恐れることはない。君を一人にはしない」とコメントしたという。 ボクシング界が注目する第2戦。事実上の「世界最強決定戦」に向けて両者はすでに臨戦態勢に入っているようだ。
東スポWEB