南ア総選挙、焦点は連立協議に 2日に暫定結果
Bate Felix Alexander Winning [ミッドランド(南アフリカ) 31日 ロイター] - 南アフリカで29日に行われた総選挙は、なお開票が続いているが与党アフリカ民族会議(ANC)の過半数割れが濃厚で、ANCの連立協議が今後の焦点になる。 開票率51.92%時点で得票率はANCが42.3%。2019年の前回選挙の57.5%を大きく下回っている。南アフリカ科学産業研究評議会は、最終的に40.5%になると予想した。 最大野党で親ビジネスのリベラル系「民主同盟(DA)」は23.4%で2位。ズマ前大統領の新党「ウムコント・ウィ・シズウェ(民族の槍、MK)」は10.8%。ズマ氏の出身地域などでANC票を取り込み、議会で第3位の勢力である急進左派「経済的解放の闘士(EFF)」(9.6%)を上回った。 選管関係者によると、6月2日に暫定開票結果を発表する予定という。