松谷綺が「防衛戦をしない王者ってどうなのかと思う」とワンマッチからタイトル戦への変更を直訴【Krush】
「Krush.167」(11月16日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見が9月25日、都内で行われた。 Krush女子アトム級の松谷綺(ALONZA ABLAZE)と女子フライ級の池内紀子(POWER OF DREAM)の現王者2人と元ライト級王者の里見柚己(team NOVA)が海外の強豪を相手に国際戦に臨むことが発表された。 松谷はK-1での前戦に続く国際戦でガブリエル・デ・ラモス(フィリピン/Muay U)と対戦する。 松谷は「今回も国際戦。Krush王者の強さを見せて、圧倒して勝ちたい」と語る。今大会では女子の試合が4試合も組まれるのだが「女子の中でもそうだが、男子に比べても負けないくらい目立ちたい」ときっぱり。 「自分の動きを出せれば倒せると思っている」「フィジカル面を強化してきて、体がだんだんでかくなってきて、パワーもついたと思う」とのことでミドルキック一発で会場をどよめかせる自信を見せた。 会見の最後に「宮田さんに提案なんですが」と切り出すと「王者としてベルトを防衛しない王者ってどうなのかなと思っていて。自分がベルトを獲ったのが去年の11月。ちょうど1年くらい経つ。いろいろ王者がいますが、1年経つのに防衛戦をやらないのはどうかと思うし、今回、強豪の選手が来てくれるということで、世界最高峰の団体を証明するためにも今回、タイトル戦にしてもらえないかと」とタイトル戦への変更をアピール。 宮田充プロデューサーは「行けるんじゃないかと思う」とタイトル戦への変更への含みを持たせた。
池内は今年1月に麻央を破り、王座を獲得。その後、腰のケガの治療で試合間隔が空き、今回は王座戴冠後の初戦にして初の国際戦。MAX FC女子バンタム級(-52kg)王者のチェ・ウンジ(韓国/大邱FEARLESS GYM)と対戦する。 池内は初の国際戦に「初めての海外の選手でワクワクしている。ただ勝つだけではなく、しっかり倒し切りたい」、今大会では女子の試合が4試合あるのだが「女子の中では一番で、男にも負けないくらいの迫力のある試合を見せたい」と語った。 王者となって初めての試合なのだが「誰と戦っても圧倒的に勝つというのは普段から思っているが、それがさらに強くなった」と王者としての自覚を口にした。 この日の会見では2022年の女子ボクシング世界選手権大会に出場した木村萌那(K-1ジム目黒TEAM TIGER)がキックボクシングに転向し、今大会でプロデビューを果たすことが発表された。そして「目標は王者。すぐにでも王者とやりたい。早ければ早いほどいいので次でも大丈夫」とプロ2戦目でのタイトル挑戦をアピールしていたのだが、この発言については自分はどんな選手でもしっかり勝ちます。倒して勝ち切ります。甘いもんじゃないよというところを見せたい」と静かに闘志を燃やした。