「あのクズ」玉井詩織、みんなで作り上げた“悪い女”を「振り切ってできた」
TBS系では、奈緒主演の火曜ドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」(毎週火曜午後10:00)を放送中。今作は、完全オリジナルで描かれる“クズきゅん♡ボクシングラブコメディー”だ。 恋もボクシングも本気で向き合う主人公・佐藤ほこ美(奈緒)は、真面目で真っすぐな性格の29歳。結婚式当日に彼氏に逃げられ、人生どん底のタイミングで金髪の謎の男・葛谷海里(玉森裕太/Kis-My-Ft2)に出会う。それをきっかけに「もうクズな男に泣かされるのは嫌だ!」と、自分を変えるためにボクシングを始めるストーリーだ。 今回は、ほこ美が働く市役所の同期で友人の新田撫を演じる玉井詩織(ももいろクローバーZ)さんにインタビュー。11月19日放送の第7話では、なにやら撫がほこ美にアクションを仕掛ける様子で…。悪い表情を見せ始めた撫を演じる玉井さんに、奈緒さんと共演した感想やここまで放送された話の中から好きなシーンなどを聞いた。
みんなで作り上げた“新田撫”
――ここまで撫を演じられていかがですか? 「撫は恋愛も仕事も、いい意味でも悪い意味でもちゃっかりしているタイプ。ほこ美とは職場の同期なだけでなく、プライベートでもさまざまな話をする仲です。きっと撫はいろいろなことに努力してきたけれど、その頑張りを認めてもらえなかったり、報われなかったことで、少しひねくれてしまっている。それでちょっとほこ美に対して思うところがあるみたいで…。そういった撫のひねくれている部分といいますか、ほこ美に対する態度がエスカレートしてしまうところは、『どうしてそういう行動をとってしまうのだろう』と理解が難しい部分でもありました。ですが、考え方を変えて、うらやましさなどから生まれる嫉妬心が変な方向にゆがんでしまうことって、男女問わず日常生活であるなと。そこは私自身もそうですし、さまざまな作品を見て、『こういう人いるよね』とヒントを得ながら、撫というキャラクターを作っています」 ――撫を演じるにあたり意識したことはありますか? 「市役所で見せる撫の明るい部分は私自身と共通するところでしたが、撫のかわいらしい格好は私が普段着ている服装の系統と違っていたので、ヘアメークや衣装の力を借りました。撫のキャラクターを作るに当たっては、監督や、さらには奈緒ちゃんも『撫は結構難しいキャラクターだと思う』と一緒に考えてくださって。みんなで話す時間を作ってもらえたことで、私が作ったものが弱いなと気付かされましたし、伝わりづらいかもしれないと学ぶことができました」