「人権上 大変問題があった」熊本県の木村敬知事が旧優生保護法めぐる裁判和解をうけ謝罪
熊本放送
木村知事は旧優生保護法をめぐる裁判で、国と熊本県内の男女2人との間で和解が成立したことを踏まえて謝罪しました。 【写真を見る】「人権上 大変問題があった」熊本県の木村敬知事が旧優生保護法めぐる裁判和解をうけ謝罪 熊本県 木村敬知事「優生思想に基づく不妊手術の強制などは人権上大変問題があり、県もそうした手術などを進めてきたことにつきましては誠に申し訳なく、心からお詫び申し上げる」 きょう(15日)の定例会見で木村知事は「県が国に代わり不妊手術の事務手続きなどを進めてきたのは事実。県としての責任は逃れられない」とし、「旧優生保護法に基づく被害にあわれた方全員に謝罪する」と述べました。 旧優生保護法の裁判をめぐっては、今年2月に亡くなった渡邊數美(わたなべ かずみ)さん(当時79歳)と県内に住む70代の女性が旧優生保護法の下、不妊手術を強制されたことは憲法違反だとして、国に損害賠償を求めていました。 しかし、今年7月の最高裁判決を受け、11月7日に和解が成立していました。
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