老人ホームの入居枠を譲って…藤沢の80代、2500万円だまし取られる
藤沢北署は9日、藤沢市に住む80代の無職女性が弁護士などを装った男らに現金計2520万円をだまし取られた、と発表した。同署は架空料金請求詐欺事件とみて調べている。 署によると、8月上旬から10月8日までの間、女性宅に団体職員や企業社員、金融庁職員、弁護士などを装った男らから「あなたの名義で老人ホームの入居枠がある。譲ってくれないか」「入居枠を譲ったことが問題になった」などとうその電話があった。女性は、男らからATMを使って複数回現金を引き出すようになどの指示を受け、第三者の宅配業者を通じて、4回にわたり現金計2520万円を送ったという。 不審に思った女性が同居する夫と11月18日、署に相談して発覚した。
神奈川新聞社