西田敏行さん、中山美穂さん <エンタメ界・2024年に亡くなった方々>
今年は、昔から映画やテレビを通してなじみ深かった有名人がこの世を去った。本稿では、今年亡くなった芸能人・ミュージシャン、クリエイターを季節ごとに振り返りたい。※()内は享年 【写真】「エンタメ界・2024年に亡くなった方々」写真特集<14枚> 【1~3月】漫画界の巨匠の死に世界から追悼の声 年明け、宮沢りえが衝撃的なヘアヌードを披露した写真集『Santa Fe』などで知られる著名な写真家、篠山紀信(83)さんが亡くなったのは、1月4日だった。 続く7日には「皇帝」の愛称で知られ、サッカー元西ドイツ代表の伝説的選手フランツ・ベッケンバウアー(78)さんが死去。16日には、上半身裸に黒いタイツがトレードマークだったエスパー伊東(63)さん、20日には元ダチョウ倶楽部メンバーで電撃ネットワーク・南部虎弾(72)さんとお笑い界のベテランの死去が相次いで伝えられた。さらに『セクシー田中さん』などで知られる漫画家・芦原妃名子(50)さんが亡くなったのも1月だった。 2月には、俳優・小澤征悦の父親で世界的指揮者、小澤征爾(88)さんが死去。仏映画『アメリ』を日本で公開し、社会現象級のヒットをさせた映画プロデューサー、かねてよりすい臓がんの闘病を公表していた叶井俊太郎(56)さんも死去。 3月に入ると相次いで衝撃的な訃報が届いてしまった。『ドラゴンボール』『Dr.スランプ』などの作品、人気ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズのキャラクターデザインで知られる日本を代表する漫画家、デザイナーの鳥山明(68)さんが亡くなったと1日に発表された。急性硬膜下血腫だった。続く4日にはアニメ『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系)のまる子の声を35年担当してきたTARAKO(63)さんの死去が伝えられ、訃報後初となる『ちびまる子ちゃん』の放送では冒頭でキャスト・スタッフ一同による追悼コメントが発表された。 ほか、3月には相米慎二監督作の常連で、映画『天空の城ラピュタ』のムスカ役の声でも知られる寺田農(81)さんの死去も伝えられた。 【4~6月】クリエイター界の巨人たちが相次いで死去 大相撲の横綱として活躍し、引退後はK‐1やプロレスにも参戦した曙太郎(54)さんは4月6日に心不全のため死去。世界的なピアニスト、フジコ・ヘミング(92)さんの死去が伝えられたのは4月21日だった。 5月に入ると、芸術界の偉人たちの死去が相次いで伝えられた。劇団「唐組」主宰でアングラ演劇の始祖、唐十郎(84)さんが4日、亡くなった。急性硬膜下血腫だった。さらに5月には「B級映画の帝王」ことロジャー・コーマン(98)さん、「浪速のモーツァルト」の愛称で親しまれ、関西のテレビ番組にも度々出演していた作曲家のキダ・タロー(93)さんの訃報も。 「ねじねじ」のファッションでおなじみで、女優・池波志乃とのおしどり夫婦ぶりが人気だった俳優・中尾彬(81)さん、松平健「マツケンサンバⅡ」の振り付けで知られる振付師・真島茂樹(77)さん、女性漫才コンビ「今いくよ・くるよ」の今くるよ(76)さんがの訃報も5月だった。 6月には、落語家で関西のテレビ番組ではおなじみだった桂ざこば(76)さん、俳優キーファー・サザーランドの父親で名優ドナルド・サザーランド(88)さんの死去が伝えられた。