【2024ドラフト候補ランキング最終版|11~20位】着実にランクアップのNTT西日本・伊原、富士大・麦谷は上位指名の可能性大?<SLUGGER>
▼15位:浦田俊輔[遊撃手・九州産業大](前回順位:19位) (うらた・しゅんすけ/右投左打/長崎海星) 九州の大学球界を代表する三拍子揃ったショート。軽快なフットワークと巧みなハンドリング、さらにスローイングの強さも備えた守備は既にプロの一軍レベルにある。少し暴走気味のプレーもあるが、抜群の脚力で盗塁も多い。課題だった打撃のパワーも確実にアップしており、6月の大学選手権では初戦で3安打の大活躍を見せた。 タイプ診断:#スピードスター #堅守のショート 将来像:川崎宗則(元ソフトバンクなど) ▼14位:麦谷祐介[外野手・富士大](前回順位:21位) (むぎたに・ゆうすけ/右投左打/大崎中央高) 地方大学で注目を集めている強打の外野手。昨年は大学選手権で下村海翔(青山学院大→阪神1位)、明治神宮大会で常広羽也斗(青山学院大→広島1位)からともにホームランを放つなど大活躍を見せた。センターから見せる強肩も大きな魅力で、外野手としての総合力の高さは大学全体でもトップクラスだ。 タイプ診断:#強打の外野手 #ドラ1キラー 将来像:丸佳浩(巨人) ▼13位:村上泰斗[投手・神戸弘陵高校](前回順位:20位) (むらかみ・たいと/右投右打) 関西では今朝丸裕喜(報徳学園)に次ぐ存在と言われる本格派右腕。中学時代は捕手で、投手に専念したのは高校入学後だが、2年春には150キロを超えるなど急成長を遂げた。昨年までは安定感に乏しかったが、今年は制球力と変化球も大きく向上。フォームの雰囲気は高校時代の山本由伸と重なり、プロでも更なる成長が期待できるだろう。 タイプ診断:#フォームのバランス◎ #150キロ右腕 将来像:山本由伸(ドジャース) ▼12位:佐々木泰[三塁手・青山学院大](前回順位:12位) (ささき・たい/右投右打/県岐阜商) 県岐阜商でも3年時の甲子園交流試合で一発を放って注目を集めた強打の三塁手。青山学院大でも1年春にいきなり4本塁打を放って、神宮を沸かせた。2年からは厳しいマークにも苦しみ、調子の波は目立つものの、強烈に引っ張る打撃は大きな魅力。今年春もリーグ戦では苦しみながら、大学選手権では2本塁打を放つ活躍でMVPにも輝いた。 タイプ診断:#強打のサード #スーパー1年生 将来像:松田宣浩(元ソフトバンク・巨人) ▼11位:篠木健太郎[投手・法政大](前回順位:12位) (しのぎ・けんたろう/右投左打/木更津総合高) 今年の東京六大学を代表する本格派右腕。高校時代に比べて躍動感が明らかに上がり、ストレートも常時150キロを超えるまでにアップした。持ち味だった制球が課題となっていたが、今年は少しスピードを抑えて安定感も増している。ポテンシャルの高さは誰もが認めるところだけに、成績以上にプロからの評価は高そうだ。 タイプ診断:#神宮の星 #躍動感◎ 将来像:今井達也(西武) 文●西尾典文 【著者プロフィール】 にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間400試合以上を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。 ▼32位:石伊雄太[捕手・日本生命](前回順位:37位) (いしい・ゆうた/右投右打/近大高専→近大工学部) 大学時代から強肩が鳴り響いていた守備型の捕手。名門の日本生命でも1年目から不動の正捕手となり、今年も都市対抗出場に大きく貢献した。課題の打撃も年々力強くなっており、しぶとさも出てきた。守備はプロでもすぐ通用するレベルなだけに、狙っている球団も多いだろう。 タイプ診断:ディフェンスタイプ ▼31位:柳舘憲吾[三塁手・国学院大](前回順位:32位) (やなぎだて・けんご/右投左打/日大三高) 今年の東都一部を代表する強打の三塁手。力のある野手が揃うチームの中で1年秋から定位置をつかみ、昨年春は首位打者も獲得した。サードの守備もフットワーク、スローイングともに高レベルだ。大学日本代表にも選ばれ、国際大会でも攻守にわたる活躍を見せた。 タイプ診断:#強打のサード 文●西尾典文 【著者プロフィール】 にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間400試合以上を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。
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