オーストリア中銀総裁、ECB利下げに反対 データ主導の政策決定に期待
[ウィーン 7日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのホルツマン・オーストリア中銀総裁は7日、利下げを決定した6日のECB理事会で自身が唯一利下げに反対したことを認めた。 ホルツマン氏は会見で、ECBの次のステップがデータ主導で決まることを期待すると発言。市場は今回の利下げを「タカ派的な利下げ」と解釈していると語った。 ECB当局者が6月の利下げを事前に示唆し過ぎたのではないかとの質問には、タカ派的な利下げとされていることを踏まえると、ECBは今後、より慎重に行動するだろうと述べた。