「@cosme」のアイスタイルがアマゾンと組む強烈な危機感
原宿にある旗艦店の「@cosme TOKYO」。実店舗も持っていることがアイスタイルの強みだ(写真提供:アイスタイル)
「(アイスタイルが)自分たちだけのことをやっていて、大きな(IT)プラットフォームの規模に負けてしまうと5年後、10年後に立っている場所がなくなってしまうのではないか、ということが頭にあった」 化粧品情報サイト「@cosme(アットコスメ)」の運営や、EC・実店舗での化粧品販売を手がけるアイスタイル(3660)は8月15日、アメリカの アマゾン・ドット・コム (ティッカー:AMZN)、三井物産(8031)との資本業務提携を発表した。 翌16日に行われた2022年6月期の決算説明会の席上、吉松徹郎社長は決断の背景について冒頭のように説明。「(これからの事業展開に)どういう可能性があるのか、一緒に検討していこうとスタートを切るのがアマゾンということになる」と語った。
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山田 泰弘