東スポが“アルコール度数13%のレモンサワー”を開発した理由「5缶飲んで腰を抜かす人も」
イベントスペースとしての用途も
また今回、初の実店舗を出店したことで、新たな活路も見えたという。それが自社イベントや、商品PRの場として有効活用できるという狙いだ。 「以前、競馬のGIレースが行われる際に、ここで予想イベントを開催したんです。当社の競馬記者を集め、司会でミス東スポ2022グランプリの朝日奈ゆうさんを呼んで、そしたらかなり盛り上がってね。こういうイベントの場として、弊社のコンテンツを発信していくのは有意義だなと実感しました」 3月22日には、GI高松宮記念の大予想会も開催。以降、GI予想会はレースのたびに開催する予定で、東スポ居酒屋の「名物」にしていきたいという。 「これからはUFOとかUMA(未確認生物)に関するトークイベントや、ミス東スポのお披露目会、新商品の発表会など、色々と自社のコンテンツを生かした企画を検討しています。そしたら東スポらしさも出るし、イベントの様子を自社記事でウェブに出せば、広告費を払わずに宣伝にもなる。この居酒屋を発信基地にして、どんどん東スポの商材を世に出していこうと考えてます」 東スポといえば、変わり種の記事を扱い、良くも悪くも読者にインパクトを与え続けてきた。食事業や居酒屋展開など業態は変われど、果敢に攻め続ける東スポらしさは健在なのかもしれない。 <取材・文・撮影/佐藤隼秀> 【佐藤隼秀】 1995年生まれ。大学卒業後、競馬会社の編集部に半年ほど勤め、その後フリーランスに。趣味は飲み歩き・散歩・読書・競馬
日刊SPA!