遠藤が白星発進 8年ぶりの十両も「違いはあるが、やれることは変わらない」 大歓声浴び人気は健在
◆大相撲 ▽夏場所初日(12日、東京・両国国技館) 元小結で東十両3枚目の遠藤(追手風)が、白星発進を飾った。西同3枚目・千代翔馬(九重)との一番は互いに突っかけ、3度目で立ち合い成立。右に動きながら立った遠藤は、左を差した。相手の足技や投げにも動じず、最後は寄り倒した。 「(立ち合いは)呼吸が合わなかった。(くせ者の相手が何かしてくるかは)そこまで深くは考えなかった、そのときそのときでやれることは限られているので」と振り返った。 先場所は東前頭16枚目で5勝10敗と負け越し、今場所は2016年春場所以来、8年ぶりに十両に番付を下げた。だが土俵入りから大きな歓声を浴びるなど、角界トップクラスの人気は健在。久々の十両土俵にも、遠藤は「違いはあるけれども、その日、一日一日やれることは変わらないので、集中してやる」と不動心を貫く構えを見せた。
報知新聞社