ディオールにラルフ、ベルルッティetc. スタイリスト菊池陽之介が推す“等身大ラグジュアリー”4選
上質でいて親しみやすく、豊かな時間をもたらす。 そんなスペシャルなブランドによる銘品を、連載「OCEANS Fashion X Talk」でもお馴染みのスタイリスト・菊池陽之介さんが収集。 ▶︎すべての写真を見る
推すうちに物欲が止まらなくなった推薦人による、等身大の愛情表現をお届けしよう。
「ディオール」のニット
「カプセルコレクションにあたる『ディオール アイコンズ』は近年、総じて名作揃い。大人が頼るに相応しい、エッセンシャルなアイテムが展開されています。 こちらは、ラグランスリーブやリブ編みなどでカジュアルに仕立てた厚手のカシミヤニット。上品すぎない作りが粋で、たとえ毛玉ができても格好良く着られそう。豊かな明日を想像させる服です」。
「ラルフ ローレン パープル レーベル」のシャツ
「大人が毎日着たくなるネルシャツって、意外と見つからない。と思っていたら、意外なところで出会えました。 日頃ドレッシーな“パープル レーベル”ゆえに、カシミヤを使って抜かりなく上質に。でも、クリーンさのなかに“ラルフ”特有のポップな風味もある。 シルエットは美しく、あえてオープンカラーにしたユニークさも好きですね」。
「ロロ・ピアーナ」のジャケット
「ゆったりしたシルエットのカバーオールを、カシミヤとデニムを交織したキャッシュデニムで作り上げたセンス、行動力に脱帽。 オーシャンズが提唱し続けるカシミヤ&デニムという冬の贅沢、その最旬の組み合わせと呼ぶべきでしょう。 しかも、取り外し可能なベストが付いた3-WAY。気候的にも非常にバランスがいいモダンなアウターです」。
「ベルルッティ」のジャケット
「冬の定番ムートンブルゾンを、絶妙なグレージュで新鮮に。手に吸い付くような滑らかさと柔らかさを筆頭に、仕立ての良さもベルルッティならでは。 Tシャツの上からさっと羽織るだけで、ルックス的にも着心地的にも“今の気分”を成立させてくれるでしょう。 襟を返すとお目見えするスクリットレザーも、ファンマインドをくすぐります」。 清水健吾=写真 菊池陽之介=スタイリング 増山直樹=文
OCEANS編集部