【阪神】藤川監督が新オーダー構想「3番・佐藤輝、4番・森下、5番・大山」を披露
阪神・藤川球児監督(44)が6日に兵庫・西宮市内の球団事務所で行われた年賀式終了後、報道陣の取材に応対。就任1年目となる新シーズンの打撃オーダー構想を披露した。 若き虎将はこの日、新年初来訪となった球団施設でさっそく汗を流していた近本と顔を合わせたと明かし「1月最初のこの日から来ているんだなと思い頼もしかった。ウチの1番バッターですからね。彼が担うべき役割についても明確に話すことができた」と笑顔。岡田前政権時から続く近本、中野の1、2番コンビを踏襲した上で、3番・佐藤輝、4番・森下、5番・大山の新たな中軸トリオで打順を構成する考えを示した。 昨季まで主に5番を打っていた佐藤輝を3番に引き上げた理由については「彼の良さを引き出すため。(相手バッテリーの意図が)読みやすくなると思う。ゲームシチュエーションの中で考えながら打つ部分が磨かれていく」と説明。球界屈指のパワーとポテンシャルを秘めた規格外男の持ち味を存分に引き出すための策だという。 打線の〝顔〟である4番打者には今季で入団3年目となる若武者・森下を抜擢。「日本代表の井端監督だけでなく、多方面から『森下って選手はすごい意外性がある』と聞いている。ガムシャラさも持っている選手」と評価した上で「歩みを止めないためにも。伸びてきている途中ですし、さらなる負荷をかけたい」とニヤリと笑う。 そして5番には長くチームの4番を背負ってきた大山。「佐藤輝、森下の良さは5番に大山がいてこそ引き出すことができる。僕は(勝負どころの打席を)大山で待ち構えたい」と力説。打順こそ下がれど、来季も打線の中心は背番号3であることを強調した。
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