【このジュリアGTなんぼ?】ベルトーネデザインの美しいスポーツクーペ 1970年製「アルファロメオ ジュリアGT」販売中 その価格は?
1970年製アルファロメオ ジュリアGT(Alfa Romeo Giuria GT)って実際どうなの?
アルファロメオ105シリーズをベースにしたクーペは、ベルトーネ社による最も美しいデザインの1台だ。ミュンヘン近郊のギルヒングにあるディーラーが、多数のスポーティな改造を施したノッチバックを販売している。
美しいアルファロメオのクーペの最初のシリーズは、このシリーズで最も人気の高いモデルのひとつだ。小さいながらも顕著な特徴がある。それは、ボンネットが完全に閉じられている場合でも、ボンネットに段がついていることだ。
この特徴的なデザインは現在中古車市場でも非常に人気がある。また、1963年に「アルファロメオ ジュリア スプリントGT」がIAA(フランクフルトモーターショー)で発表される1年前に亡くなったマリリン モンローの「愛らしい黒子(ほくろ)」に例えられた。
近年、価格は高止まりしている
クーペの価格は2000年代初頭から急上昇した。20年ほど前には、コンディションにもよるが、このようなノッチバックは8,000ユーロから15,000ユーロ(約132~247万円)で入手できた。ここ数年は、このイタリアのクラシックカーは、その価格水準を維持している。錆びついたレストアプロジェクトは、2万ユーロ(約330万円)を下回ることはほとんどない。「Autohaus Gilching」が提供するこの1970年モデルのような、よく整備された車両は、5万ユーロ(約825万円)前後の価格になる可能性が高い。したがって、4万7,900ユーロ(約790万円)という希望小売価格は、特別に高いというわけではない。
エンジン換装:87馬力ではなく131馬力
旧型アルファモデルではチューニングは珍しくない。このモデルもいくつかの改造が施されている。その中には、標準の1300エンジン(87馬力)よりもパワフルな131馬力の2.0リッター4気筒エンジンへの交換が含まれる。 「1300」、「1600」、「1750」、「2000」のいずれであっても、1950年代半ばに先代モデルの「ジュリエッタ」で既にセンセーションを巻き起こしていたツインカムエンジンは、最高級の4気筒エンジンだ。外観もスポーツモデル「GTA」のホイールに合わせて若干変更された。