おせち用の食材を買い求める人でにぎわう「ふくい鮮いちば」＝12月29日、福井県福井市大和田1丁目

　年の瀬が迫った12月29日、福井県内の市場やショッピングセンターは、おせち用の食材などを求める客でにぎわった。 　福井市中央卸売市場内「ふくい鮮いちば」には、午前8時半の開店とともに大勢が詰めかけた。売り場には紅白のかまぼこや数の子、タコ足といった定番、越前がにや大トロなど高級食材が所狭しと並んだ。店員の威勢よいかけ声が響く中、買い物客は目当ての食材をじっくり品定めしていた。山下一信ふくい鮮いちば実行委員長によると、客足のピークは30日の見込み。 　帰省した娘と孫とともに訪れた福井市の70代女性は「おいしいものを囲んで、家族でゆっくり年末年始を過ごしたいですね」と笑顔で話していた。