西岡良仁、世界10位ディミトロフと接戦演じるもストレートで敗れ3回戦進出ならず [イタリア国際]【テニス】
西岡良仁、ディミトロフに敗れ同大会初の3回戦進出ならず
男子ツアー「BNLイタリア国際」(イタリア・ローマ/ATPマスターズ1000)シングルス2回戦が5月10日に行われ、西岡良仁(ミキハウス/世界ランク80位)は第8シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア/同10位)と対戦。5-7、4-6のストレートで敗れ、3回戦進出とはならなかった。 【動画】西岡良仁、セット終盤にブレーク許して世界10位ディミトロフにストレートで敗れる 試合終了の瞬間 28歳の西岡は、クレーコート・シーズン初戦となった「バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル」(スペイン・バルセロナ/ATP500)では1回戦で敗退。続く「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/ATPマスターズ1000)も初戦敗退を喫し、先週はイタリア・カリアリで行われたチャレンジャー大会に出場し、2回戦で世界56位に敗れている。 2年連続5度目となった今大会の最高成績は2回戦。初戦で世界ランク46位のセバスチャン・オフナー(オーストリア)を6-3、2-6、7-6(4)と接戦を制して約2ヵ月ぶりのツアー勝利を挙げた。 迎えた2回戦の相手は、トップ10のディミトロフ。クレーコート・シーズンでは苦戦しているものの、今季開幕戦でタイトルを獲得し、ATPマスターズ1000マイアミでは準優勝という成績を挙げている。 その相手に対して西岡は、序盤からディミトロフのバックサイド中心にボールを集めてラリーを組み立てる。ミスを引き出すとともに、タイミングを見計らってスペースのあるフォアサイドを狙ってポイントを重ねる。一方のディミトロフもコースを突いたサーブで西岡にペースを握らせない。互いにサービスキープが続き、試合が動いたのは第12ゲーム。西岡にストロークのミスが連続してしまい痛恨のブレークを許して5-7でセットを失った。 ここまでチャンスを握れていない西岡は、第2セットでファーストサーブ確率が上がらないディミトロフにプレッシャーをかけていきたいところだが、丁寧なショットを繋げられてブレークポイントは奪えない。西岡も安定したサービスゲームで順調にキープしたが、4-5の第10ゲームでワンチャンスをものにされ、ストレートで敗れた。 ディミトロフは、3回戦で予選から勝ち上がってきたテレンス・アトマネ(フランス/同137位)と対戦する。
Tennis Classic 編集部