教員のなり手不足が深刻化… 魅力発信へ検討委員会開催 年内に意見をとりまとめ
鹿児島読売テレビ
教員の採用倍率が低迷しなり手不足が深刻となる中、県は教職のイメージアップを図るための検討委員会を開いています。15日は教職の魅力を発信するための提言の内容について話し合われました。 学校関係者や民間企業、行政でつくる検討委員会は教員を確保するための方策について話し合っています。 県内の小学校の教員の採用倍率は2013年には11倍を超えていましたが、年々、減少傾向となり去年は1.4倍と低い倍率となっています。 3回目の15日は教職の魅力を発信するための提言の内容について話し合われました。鹿児島特有の離島で働く魅力の発信や、教職を目指す学生の意見を踏まえた研修の充実や働き方改革など教育委員会への要望を提言に盛り込むことが確認されました。 提言とともにこれから教員を目指す学生などへのメッセージを考えるべきではないかという意見も出されました。 (出水市教育委員会大久保哲志教育長) 「教職は人を育てるわけだから決して楽しいとかおもしろいことだけではなくて苦労や難しさはある。でも教職は子供たちとともに成長できる仕事だ」 (「かごしまの先生」魅力発信検討委員会溝口和宏委員長) 「これから教師を目指す皆さん、少し教職から離れたが先生になってみようと思うみなさんが少しでも増えていけるような安心感を持って臨んでいけるような提言を作れたら」 委員会は2024年中に意見をとりまとめ県教育委員会に提言する予定です。