衆院選の期日前投票を促すデモンストレーションに登壇した俳優の高橋ひかるさん＝18日午前、東京都千代田区(岩崎叶汰撮影)

衆院選投開票日の27日の天候は、全国的に投票率が上がるとされる曇り予報が大勢となっている。気象庁によると、北日本は高気圧に覆われている一方、本州付近に前線が停滞している影響で、東海地方以西の太平洋側では雨まじりの地域もあるという。 【グラフで見る】衆院選の投票率の推移 北海道・東北は曇り時々晴れ、関東、北陸は曇りの地域が多い。前線に近い東海、近畿、中国、四国は、曇り時々雨の予報だ。九州は全体的に曇りで、宮崎県だけが曇り一時雨となっている。 投票率は、行楽日和の快晴や外出を控える雨になった場合、低下するといわれる。台風が直撃した平成29年10月の衆院選では、全国単位では小選挙区で53.68％と低迷したが、台風の影響のなかった北海道は60.30％となった。 ただ、投票率は地域の事情や選挙そのものに対する関心の高まりなどで大きく変わる。自民党が政権を奪還した24年12月の衆院選では、1日の降水量が13.5ミリだった北海道は58.73％（全国59.32％）で微減にとどまった。 逆に民主党が政権を奪った21年8月の衆院選は、全国で69.28％と高い投票率だった。１日の降水量が16.0ミリだった東京は66.37％、降雨が観測されなかった大阪が66.79％と同水準で全国を下回った。（高木克聡）