「勝敗を分けるのは最後は〇〇!」 台湾のエースvs張本智和の一戦を金メダリスト水谷隼がDEEP解説 【卓球ジャパン!】
6月8日放送の『卓球ジャパン!』は、台湾のエースvs張本智和SP。世界ランク7位の林昀儒(台湾)との一戦を、ゲストの水谷隼とともにDEEPに振り返った。 【配信】「WTTチャンピオンズ重慶2024」5月30日(木)~6月3日(月)開催!試合結果・トーナメント表 「サービスとレシーブの能力がめちゃくちゃ高い」とレジェンド水谷もその才能を高く評する林昀儒。「どこに出しても強烈なチキータレシーブが待っているので、まずこのサーブ・レシーブでほとんどの選手が崩されて負けてしまいます」と語る。 そんな強敵と張本がWTTチャンピオンズ重慶(5月30~6月3日/中国)の2回戦で激突した。
今回の張本の戦いぶりを見て「結構コンディションはいいと思う」と水谷。「かなり積極的なプレーが多くて調子がいい時の張本選手に見える」とコメント。 相手の強打に対してブロックで守るだけではなく、カウンターで攻め返すプレーが際立っていた。
林昀儒と言えば世界一とも言えるロングサーブが武器だが張本が見事に攻略。第2ゲーム1-2ではロングサーブを鋭いバックドライブでクロスに返球。林昀儒を台から下げて得点した。 MC平野早矢香もこのプレーに注目し、「相手の得意な長いサーブに対して1球目からフォアに持っていく。普通であれば怖さもあるボールですけど、この1球が入ることによって(相手が)長いサーブ、フォア側を警戒し、バック側の形を単純化できる。普通にバック側にポンと入れると、逆に張本選手のフォア側にバックハンドで振られる可能性がある」と平野は分析した。
そして第2ゲームの6-7では「これが現代卓球!」と水谷も大興奮の打撃戦が繰り広げられた。 中・後陣でのドライブの打ち合い、通称「引き合い」の中、張本の強烈なフォアドライブを林昀儒がバックドライブで打ち返す。 「今の時代ってバックハンドで盛り返していくんですよ。僕の時代はバックは粘る技術、フォアで頑張るみたいな感じ。(バックハンドは)めちゃくちゃ難しいんですよ。テニスじゃないんですから、こんなコートの狭いところにバックハンドでいくというのは信じられない」とさすがの水谷も驚きを隠せないほどのプレーだった。