「勝敗を分けるのは最後は〇〇!」 台湾のエースvs張本智和の一戦を金メダリスト水谷隼がDEEP解説 【卓球ジャパン!】
このスーパーラリーは林昀儒のバックドライブがエッジインとなり張本が惜しくも失点。 このワンプレーが響き、第2ゲームを落としたが、第3ゲームを奪い返すと、第4ゲームも素晴らしい逆転劇を見せる。
終始アグレッシブなプレーを貫いた張本。相手に連続ドライブで攻め込まれる展開でも、台から下がらず前陣をキープしてブロックでしのぐ。 「今の(ラリーは)劣勢でしたけど位置が良かったですね。この位置(前陣)をキープしながら返している。攻める側(林昀儒)としては苦しい。攻めてるけど相手(張本)が苦しんでいない、押せてる感じがしない」と平野。 加えて、平野が注目したのは7-9でのプレー。ミドルに来た林昀儒の鋭いチキータレシーブを回り込んでフォアで決めた張本の3球目攻撃だ。 「バックでも打てるけどあえてフォアハンドで動いて打つみたいなプレーが入った時、張本選手はすごくいい状態という風に私の中では思っている」と平野。
第4ゲームは5-9とリードを許したものの、フォアドライブで果敢に攻めて驚異の6連続ポイントをあげ、逆転勝利をおさめた。 パリ五輪でも対戦する可能性が高い両者。対策を練ってくるであろう林昀儒に対して、張本が再び勝利するためのポイントを聞かれ、水谷は「勇気」とコメント。 「勝敗を分けるのは最後は勇気だと思います。技術はほぼ互角ですが、オリンピックは特にメンタルが試される場所。相手のミスを待ちたくなってしまうところを我慢して、攻めていけるかどうかが大事になってくる」と語った。
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