【DeNA】4連勝で26年ぶり日本一、MVPの桑原将志「『悔しないんか』ということは言ってなくて…」
◆SMBC日本シリーズ2024第6戦 DeNA11―2ソフトバンク(3日・横浜) 2連敗からの3連勝で王手をかけていたDeNAが、ソフトバンクに快勝して4連勝で、1998年以来26年ぶりとなる日本一を決めた。レギュラーシーズン3位から日本一になるのは2010年のロッテ以来14年ぶり2球団目で、セ・リーグ球団では史上初の快挙となった。日本一が決まった瞬間、三浦大輔監督はベンチで号泣した。 【写真】日本一を決めベンチで感極まる三浦監督 シリーズMVPには、シリーズ新記録となる5試合連続打点をマークした桑原将志外野手(31)が選出された。17年にソフトバンクと対戦した日本シーズも経験している31歳は、全試合に「1番・中堅」でスタメン出場し、攻守でチームを引っ張った。この日の第6戦でも、1―0の2回に2点適時打を放つなど、3安打3打点をマーク。「本当に幸せに思います。本当に、目の前の試合に一戦、一戦必死で、チームを絶対引っ張って行くという強い気持ちはありましたので、みんなとともに日本一を取れて本当にうれしいです。すごく光栄に思いますし、本当に後ろのバッターに必死につないでいこうというのが、そういう記録につながったんじゃないかなと思います」と喜びを口にした。 シリーズは2連敗発進。第2戦を終えてから、日本シリーズ経験者として、主将の牧から発言を求められると「勝てる雰囲気がない。負けて悔しくないのか」と、あえて厳しい言葉を口にしたとされていたが、この日のお立ち台でのヒーローインタビューでは「ミーティングで『悔しないんか』ということは言ってなくて、ソフトバンクさんに全員で気持ちを全面に出して立ち向かっていこうという話はさせてもらったんですけど。もちろん2連敗してみんな悔しい思いをしていたと思いますし、本当にひとつになっていい試合が出来たと思います」と明かしていた。
報知新聞社