【厚生年金】平均は月約14万円…自分はいくらもらえるの?年金見込額の調べ方3選
自分はいくらもらえる?年金見込額の調べ方3選
ご自身が将来受け取れる「年金見込額」は、下記3つの方法から調べられます。 ・ねんきんネット ・ねんきん定期便 ・公的年金シミュレーター 順に解説していきます。 ●1.ねんきんネット 「ねんきんネット」は、年金記録の確認や年金見込額の試算など、年金に関するさまざまな手続きを行えるサービスです。 パソコンやスマートフォンを使って、24時間いつでも年金記録を確認できるのが大きな特徴です。 具体的には、下記のような内容を確認できます。 ・公的年金制度(国民年金、厚生年金保険、船員保険)の加入履歴の一覧 ・各月の公的年金制度(国民年金、厚生年金保険、船員保険)の加入状況 ・各月の国民年金保険料と国民年金付加保険料の納付状況 ・各月の厚生年金保険または船員保険の標準報酬月額と標準賞与額 ・1年間の保険料納付額、これまでの保険料納付額 ・年金見込額(老齢年金受給者の方の場合は、現在受け取っている年金額) 「ねんきんネット」を利用するには、事前登録が必要です。 登録方法としては、ユーザーIDを取得する方法と、マイナンバーカードを保有している場合は「マイナポータル」と連携して利用する方法があります。 ●2.ねんきん定期便 「ねんきん定期便」は、保険料納付の実績や年金見込額など、年金に関する情報が記載された書類で、毎年誕生月に国から送付されます。 「ねんきん定期便」の形式や記載内容は年齢によって異なり、たとえば、50歳未満の方には、ハガキ型で以下の内容が記載された通知が届きます。 ・保険料納付額 ・月別状況(直近13月) ・年金加入期間 ・これまでの加入実績に応じた年金額 なお、「ねんきん定期便」は原則年に1回、誕生月に送付されますが、紛失した場合は問い合わせをすれば再発行が可能です。 ただし、再発行には2~3か月ほどかかるため、急を要する場合は、「ねんきんネット」または電子版の「ねんきん定期便」で確認することをおすすめします。 ●3.公的年金シミュレーター 公的年金シミュレーターは、パソコンやスマートフォンを活用して、自分の将来の年金額を簡単に試算できるツールです。 ユーザー登録は不要で、生年月日や働き方などの情報を入力するだけで、簡易的に年金額を試算できます。 また、「ねんきん定期便」の右下に記載されている二次元コードをスキャンすれば、年金シミュレーターに直接アクセスでき、さらに手軽に試算が可能です。 ただし、「公的年金シミュレーター」はあくまで簡易的な試算を目的としており、実際の年金額とは必ずしも一致しない点には留意が必要です。 正確な年金見込み額を知りたい場合は、「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」で確認することをおすすめします。