“消えた”投票所入場券…選管のミスで911人に届かず 名前や住所の印刷漏れに気づかず
テレビ静岡
2024年10月の衆院選で静岡県沼津市の一部地域に投票所入場券が届いていなかった原因について、市の選挙管理委員会は「個人情報などの情報を選挙管理員会側で印刷する作業に漏れがあったため」と明らかにしました。 「仕事が雑」「無責任」有権者が怒り 選挙管理委員会のミスで911人に投票所入場券が届かず
沼津市選挙管理委員会・小宮山克己 委員長: 大変申し訳ありませんでした カメラの前で深々と頭を下げたのは沼津市選挙管理委員会です。 10月27日に投開票された衆院選で、沼津市では松長集会所で投票する有権者の一部504世帯911人分の入場券が届けられていませんでした。 沼津市選挙管理委員会は10月20日までに郵便局へ持ち込んだものの、郵便局側は「配達は完了している」と回答したため、市で原因を調査していました。 投開票日から約3週間が経った11月15日、沼津市選挙管理委員会が記者会見を開き、原因は「入場券に有権者の名前や住所などの情報を印刷する作業に漏れがあり、選挙管理委員会側のミスだった」と明らかにしました。 本来 印刷すべき数を機械に印刷命令していましたが、「何らかの原因で印刷されず、出てきた数が正確なものだと思い込みミスに気づけなかった」と説明しています。 沼津市選挙管理委員会・池谷志津子 事務局長: 入場券の発送自体が遅れてたので、すぐに届けなければいけないという気持ちがあったと思います。「数字は必ずあっているはずだ」という思い込みがあったと思います。 選挙管理委員会はチェック体制を強化するなど再発防止に努めていくということです。
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