SUBARU、円安効果で4━9月期営業益19.5%増 通期予想は維持
Maki Shiraki [東京 1日 ロイター] - SUBARU(スバル)が1日発表した2024年4━9月期連結決算(国際会計基準)によると、営業利益は前年同期比19.5%増の2219億円だった。円安が利益を720億円押し上げた。25年3月期通期の連結業績予想は据え置いた。増加傾向にある販売奨励金や円安の影響などを織り込んだ。 通期の営業利益予想は4000億円で、IBESがまとめたアナリスト15人による事前予想の平均値4370億円を下回っている。 通期の前提為替レートを1ドル=149円(従来は142円)に修正した。7円円安方向へ見直した為替の影響により営業利益が920億円押し上げられる一方、販売減少や米国市場での販売奨励金増加で578億円、部品仕入先の労務費上昇負担などが207億円それぞれ押し下げる。 通期の車両生産台数は、海外市場での販売動向や在庫状況を踏まえ、期初計画から1万台減らして95万台、連結販売台数も同3万台減の95万台にそれぞれ引き下げた。