【卓球男子】張本智和がエースの意地を見せるも一歩足らず崩れ落ちる 3時間半を超える激闘の末スウェーデンに敗れ3位決定戦に回る
◇パリオリンピック2024 卓球 男子団体 準決勝(大会13日目=日本時間8日、パリ南アリーナ) 【画像】卓球男子団体過去のメダル 卓球男子団体準決勝に登場した日本は、世界ランキング2位のドイツを破ったスウェーデンと対戦。 第1試合のダブルスには、篠塚大登選手と戸上隼輔選手のペアが出場。第1ゲームは8-11で落としてしまいますが、第2ゲームは相手の弱点を攻めて11-9で奪取。勢いに乗った日本は11-4、11-7と連続でゲームを奪い、3-1で逆転勝利をあげました。 第2試合、張本智和選手は第1ゲーム、序盤リードを許すも得意のバックハンドで逆転に成功。デュースまで迫られるものの13-11で奪います。エース対決ともあり第2ゲームは一進一退の攻防を見せ9-11で落とします。しかし張本選手の気迫のショットが相手をじりじりと突き放し第3ゲームを奪うと、最後はチキータレシーブで仕留め12-10でゲームを制し、エースの役目を果たしました。 第3試合、戸上選手が左右に揺さぶられながらもけして引かず第1ゲームを11-7で奪うと、後がないスウェーデンが第2ゲーム、第3ゲームを連取。第4ゲームは3点を連取されすかさずタイムアウトを取る戸上選手。しかし、いやな流れを断ち切れず1-3でこの試合を落とします。 あと1勝がほしい日本は篠塚選手が登場。先ほど張本選手が破ったトゥルルス・モーレゴード選手と対戦します。流れを止めたい篠塚選手ですが2ゲームを連取され追い込まれます。しかし第3ゲームは長いラリーを制すと、相手にプレッシャーを与えこのゲームを奪います。第4ゲームはデュースまでもつれ込む接戦になるも奪われました。 2-2で迎えた最終試合。再びエース張本選手が流れを戻します。サービスが決まると雄叫びをあげ、さらに上回転をかけて返すフリックレシーブがさえ渡り11-5でゲームを奪うと、続く第2ゲームも5連続ポイントと張本選手が圧倒し11-5で連取します。続く第3ゲーム、第4ゲームはスウェーデンの意地の猛攻で失い、試合はこの1ゲームを取った方が勝利となります。先にポイントを奪ったのは張本選手。しかしすぐに追いつかれ試合は互角の戦いに。張本選手がタイムアウト明け4連続ポイントをとり6-3の逆転。しかし今度はスウェーデンが5連続ポイントで逆転を許します。試合はまさにシーソーゲーム9-8で再びリードを奪うも最後はスウェーデンがポイントを決め張本選手は敗れました。 2-3で試合に敗れた日本は3大会連続のメダル獲得へ向け3位決定戦に回ります。