「虎に翼」最終回直前! 脚本家・吉田恵里香が「クロ現」で語る現代の“呪い”とは?
NHK総合で9月25日放送の「クローズアップ現代」(月~水曜午後7:30)では、「『虎に翼』が描く“生きづらさ”の正体 脚本家・吉田恵里香」と題し、桑子真帆キャスターが、27日に最終回を迎える連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜午前8:00ほか)の脚本を執筆した吉田恵里香氏に2時間に及ぶロングインタビューを行った。対談は、吉田氏にとっても思い入れのあるドラマのセットで行われ、脚本に込めた思いや、社会に向けた問い掛けについて深く掘り下げる。 ※9月24日から9月25日に放送日変更
「虎に翼」はさまざまな差別や不平等と闘いながら、女性初の弁護士として活躍する主人公・寅子(伊藤沙莉)の物語。ドラマの中で描かれた「女性らしい振る舞いを…」「男としてこの家の大黒柱にならないと…」などのセリフは、100年前だけでなく今にも通じる言葉だ。吉田さんはこうした言葉を“呪い”と呼び、人々を縛って“生きづらさ”を生んでいる正体だと語る。
また、吉田氏は本作で、「スポットライトの外に出されてしまったり、ないものとして扱われたりする人を描きたかった」という。この作品には、日本文学研究者のロバート・キャンベルさんやDialogue for People副代表でフォトジャーナリストの安田菜津紀さんも共感し、それぞれの思いを番組に寄せている。そして、吉田氏と同い年の桑子キャスターは、現代の生きづらさに対して「はて?」と疑問を持ち、声を挙げることの大切さを吉田氏と語り合う。