【派閥とカネ】優遇と冷遇の差「世襲議員で、親に世話になったから優遇しなきゃいけない、と思う人もいる」佐藤ゆかり元衆院議員は政党法の必要性を主張【裏金事件 MBSニュース解説】
「個人の幹部の意向によって左右されない」ガバナンスが必要
(佐藤ゆかり氏)(派閥がおかしくなったのは、)やっぱり総裁選を意識してです。派閥というのは、総理総裁を出す派閥だ、という意識が、自民党どこにでもありますから、なかなか派閥で人事権を掌握しているものを手放したくないというのはあると思います。そのため適材適所から離れた発想になっていく。 ここはやはり政党というものを、きっちりとガバナンスを利かせて個人の幹部の意向によって左右されない、そういうリスクがあると優秀な人も政治に入ってこなくなりますから、左右されないガバナンスを確立するっていう意味で「政党法が必要」だと私は考えています。 ◎佐藤ゆかり:前衆議院議員 高村派・二階派に所属 衆議院議員3期・参議院議員1期を務める 関西学院大学フェロー 民間シンクタンク代表取締役 ◎武田一顕:ジャーナリスト 元TBS記者 元JNN北京特派員 中国情勢に精通 小渕内閣以降の歴代政権を取材 愛称は「国会王子」