複数のブランドで飲食店を展開していた(株)CSDほか2社が特別清算
(株)CSD(中野区)と関連2社は10月17日、東京地裁より特別清算開始決定を受けた。 負債はCSDが37億7600万円で、3社合計43億500万円(2022年12月期決算時点)。 CSDは、前身企業の(株)カスタマーズディライト(江東区)の事業を引き継ぎ、複数のブランド名で飲食店を展開していた。しかし、「新型コロナウイルス」感染拡大の影響により営業自粛や時短営業を余儀なくされ、2021年12月期の売上高は約20億円にとどまった。不採算店舗の整理など、業容を縮小させながら、私的整理を進めていた。こうしたなか、新たに設立した(株)カスタマーズディライト(東京都中央区)に事業を会社分割により譲渡。CSDは、2024年7月23日株主総会の決議により解散していた。なお、カスタマーズディライトが店舗運営を継続している。 同時に特別清算開始決定を受けたのは以下の2社。 ・(株)ESP(中野区、負債総額約2億2900万円) ・(株)サンクチュアリ(中野区、負債総額約3億円) ESPは、商業施設やブライダル施設、宿泊施設などの施設向けの内装工事を手掛けていたが、連鎖した。 サンクチュアリは、中野区にて飲食店を経営していたが、同様に連鎖した。 ※(株)CSD(TSR企業コード:131880063、法人番号:2010001202682、中野区東中野1-57-7、設立2019(令和1)年7月、資本金5000万円) ※(株)ESP(TSR企業コード:576483087、法人番号:7120001161698、同所、設立2011(平成23)年1月、資本金2000万円) ※(株)サンクチュアリ(TSR企業コード:133182053、法人番号:1010001205843、同所、設立2019(令和1)年12月、資本金400万円)