ママ友の「3世代6人温泉旅行」がうらやましい! 1泊2日でいくらかかる? 旅行でも「税金」がかかる場合もあるって本当? 筆者の経験をもとに解説
「友人家族はよく旅行に行っているな」と思っていたら、実は「親との3世代旅行で、費用は全額親持ち」というケースに遭遇したことはあるでしょうか。うらやましいと思いつつ、そんな大人数で行った場合の費用も気になるところではないでしょうか。 本記事では、筆者の経験から3世代6人旅行にかかった費用と、親が旅費を負担する場合における税金面での注意点を解説します。 ▼新幹線で1人で「2席分」の購入はNGなの? 規則を確認
3世代6人の温泉旅行にかかった費用
この旅行は、筆者が企画して両親にプレゼントしたものです。費用は筆者が全額を負担しました。3世代6人の家族構成は、筆者夫婦と両親、それに小学生の子どもが2人で、3連休の初日から1泊2日の日程です。 行き先は、両親が高齢ということもあり、車で一般道を1時間ほどの距離の温泉旅館にしました。周辺を観光するでもなく、ただ旅館の温泉と料理を満喫する旅行にしたかったので、宿泊先は有名な老舗旅館を選び、プランも比較的ランクの高いものにした次第です。 結果、旅館に支払った金額は約25万円でした。1人当たり約4万円ですね。子ども2人が小学生ということもあり、思ったより安く済んだと思っています。ただ、これが新幹線や飛行機を使う遠方の旅行であれば、倍増したのではないでしょうか。
親に出してもらった旅費は贈与税の対象
「旅行」という楽しいイベントに対しては、あまり結びつかないかもしれませんが、もし親が3世代旅行の費用を出したとしたら、贈与税の対象になる点に注意しなければなりません。なぜなら、贈与税は「個人から贈与により財産を取得したときにかかる税金」だからです。 「旅行しただけで、何の財産ももらっていない」と思う人もいるかもしれません。しかし、払わなくてよかった旅行費用に目を向けてみましょう。代わりに親が支払ったということは、そのお金をもらったのと同様なのです。 ちなみに、贈与税が関係するのは「親から子どもへ」移転した財産なのではなく、「人から人へ」移転した財産です。つまり、筆者が支払った親の分の旅費も贈与税の対象になるということですね。