米ESPN局が大炎上…ベッツからボール“強奪”のヤンキースファンを「素晴らしい」と称賛報道 非難されても逆ギレ、元選手も激怒
ドジャースの優勝で幕を閉じた第110回ワールドシリーズのワンシーンが、いまだ煙をくすぶらせている。29日(日本時間30日)にニューヨークで行われた第4戦でドジャースのムーキー・ベッツ右翼手がフェンス際でファウルフライをジャンピングキャッチした際、2人のヤンキースファンがベッツのグラブと手を抑え付け、ボールをもぎ取る『蛮行』があった。 ◆大谷翔平、真美子夫人&デコピンと優勝パレードでにっこり【写真複数】 ベッツは試合後、「気にしない。俺もあのファンも問題ない。『すべて世はこともなし』だ。気持ちを切り替えて第5戦の準備をする」と、大人の対応を見せたが、優勝が決まった第5戦の後は「けんかしたいと思ったのは人生で2度目だった」と真情を吐露した。 ヤンキースは当初、2人のファンに処分を下さなかったが、大リーグ機構から要請を受けて出入り禁止を通達した。 火に油を注いだのは、この2人のファンを取材した米スポーツ専門局ESPNのジェシー・ロジャース記者だ。一方の男性は「俺たちのところにボールが来れば、喜んでまたやってやるよ」とのたまい、同記者はX(旧ツイッター)で「地元のバーで話しているとき、彼は何人ものヤンキースファンから記念撮影やサインを求められていた。彼は『beaut』だった」と記した。『beaut』は「素晴らしい。非常に魅力的」などを意味する米語だ。 すると、メジャー通算198発、2015年のロイヤルズを世界一に導いたエリック・ホズマー元一塁手は「ひどいジョークだ。こういうファンを宣伝してやるメディアは出入り禁止にしろ。全くクソみたいな記事だ」と激怒。 Xの閲覧者から「『beaut』だなんて、あんた頭がおかしいだろう」と非難された同記者は、「彼のコメントが悪意に満ちていたから、『どうかしているヤツ』という意味で使った言葉だ」「称賛する言葉なんかじゃない。そんなのは、あいつのコメントを読めば分かるだろう!」と逆ギレ。すると、別の閲覧者からは「問題はあんなヤツに露出の機会を与えたことだ」と、冷静な突っ込みを入れられた。
中日スポーツ