【何が】中国で“無差別殺傷事件”相次ぐ…背景に2億台のカメラによる“監視社会”か? 専門家「復讐したいという人が連なっている」
「想像したくないほどのインパクトが起こる」
相次ぐ無差別事件発生を受け、習近平国家主席は、 「各地方と関係部門は教訓をくみ取り、社会矛盾を解消し過激な事件の発生を防ぎ、国民の生命・安全と社会の安定を全力で保障しなければならない」と、“異例の重要指示”を公表しました。 しかし、この公表後も事件は続いているのが現状です。 峯村健司氏: 習近平氏というのは神様みたいなものなんです。超一強体制のトップの人がひとつの事件について、わざわざこの発言をするのは驚きでした。これが出てきたということは、これ以上事件を止めなくてはいけないという指示を末端まで出したはずです。 それで止まるはずが、まだ起きていると。いうなればこれは、最後の砦が崩れているという状況で、相当中国政府は動揺していると思います。 台湾メディアによると、この事態を受け、広東省政府は「四無五失(よんむごしつ)」という、以下の「9つの条件」に1つでも該当する人は管理を強化するとしました。 ▼「四無」 (1)配偶者無し (2)子ども無し (3)家が無い (4)無職 ▼「五失」 (1)投資に失敗 (2)人生で失意に陥った (3)人間関係で不和を抱える (4)精神状態が正常でない (5)子どもの頃不遇だった人 峯村健司氏: これもまさに、信用システムと同じ話なんですけども、登録して一度この条件に該当してしまうと、中国のどこにいようがずっと監視されている状況になるので、ますます追い込まれて暴発のリスクが高まる。非常に危険な措置だと思います。 (この先は)もう想像ができないです。締め上げている、暴発もできないシステムになっているんだけども、市民の人たちの不満だけがたまっていくとなると、これまでのいろんな国のシステムを見ても、例がないんですね。なので、本当に正直想像したくないほどの何かインパクトがあるのではないかと危惧しています。 (これに世界は待ったをかけることは)できないですし、日本は極めて近いですから、相当影響が出てくるというのは懸念しています。 (めざまし8 11月22日放送)
めざまし8